「食リポ講座」開催しました!

2019-01-20

さて、昨日は、午前中基礎コースを終え、
午後は、「食リポ講座」を開催しました。
講師は、これまでアナウンススクールや民放連の現役アナウンサー向けの研修で長年講師を務めていらっしゃる、アナウンサー育成のプロフェッショナル、原元先生です。

<食リポは難しい!だからこそ正しいマナーだけでなくテレビ的ルールも教わろう>
食リポって、本当に難しいです。そして、いわゆる「視聴者からのお叱り」も多い分野です。
箸の使い方やマナーなどリポート以前の段階でダメ出し、となる場合もあります。
食リポって、その人の経験や育ちや習慣が出やすいんですよね。
だからこそ!!一度、正しい知識とマナーを教わることが肝心です。

でも、マナー講座はあっても、食リポを教えてくれるところはほとんどありません。
完璧にマナー通りにすると、テレビ的には困ることもあるのです。
例えば、シズル感が伝わらなかったり、口の中の食べ物を全て飲み込むまで一言も話さない、では間延びしてしまったり。
ですから、見ている方に不快感を与えない範囲内で、マナーもテレビならではのアレンジが必要になります。

その加減が難しいのですが、一度、正しい知識とコツを伝授してもらえれば、
日常生活の食事の時間全てが、食リポの練習&実践の場になります。

知識を得ず、毎食、漫然と食事をするのと、意識しながら食事をするのとでは、
いざ、食リポのお仕事依頼が来たときに大きな違いが出ます。


<さあ、実践!やっぱり難しい・・・でも、楽しい!>
一通りの講義を終えた後、いよいよ、実食です!!
今回は、キハチのスイーツをご用意しました。

ジャンケンで選んで、一人ずつカメラの前でリポート。
録画した物を確認して、またチャレンジ。
まず見た目の描写は?
どこからどの方向へフォークを入れる?
一言目は?
この美味しさをどう表現する?
どう締める?
習ったことを総動員して、頭フル回転でリポートします。
繰り返すたびに、皆さん、格段に上手に伝えられるようになっていきます。

やはり、食リポは、コツやルールを知っているか知らないかで大きな違いが出ることを痛感しました。

受講者の皆さん、すっかり食リポが楽しくなってしまい、終了後は原元先生含め全員で軽く食事に行き、「この酸味がいいですねー!」「お芋の食感が・・・」等々、食リポの自主練状態(笑)。
かなりの盛り上がりを見せた初回の「食リポ講座」でした。